総額1000万超の一部(約100万円)だけ任意整理|月2万円で合意した体験談

任意整理開始 借金
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正直なところ、私は任意整理という選択肢をずっと避けてきた。

どうしても、それだけはしたくなかった相手がいた。それは元勤務先だったから。

たった数十分で終わった手続き

実際の任意整理の手続きは、拍子抜けするほど簡単だった。

オンラインで必要な書類を提出して、電話でいくつか確認が入って、数十分で終わった。

あまりにもあっさりしていて、「本当にこれで終わったのか」と戸惑うくらいだった。

約100万円の任意整理を月2万ずつ返済で合意

クレジットカード一括払いで100万円近い金額が支払えなくなった私。

オンラインであっさり完結した手続きの後、借入先との合意で決まった内容は司法書士事務所への手数料も含めて「月2万円ずつ返済」というものだった。

完済までは時間がかかるけど、この金額で、カード地獄から強制的に脱出することになった。 

あとは司法書士経由で先方から「カード返却依頼」がきて、カードを郵送返却して、それだけ。あとは淡々と毎月返済遅れがないよう振り込んでいくだけとなった。

どうしても整理したくなかった理由

手続きが簡単だったからといって、気持ちの整理まで簡単だったわけではない。

相手は、私が過去に深く関わっていた場所だった。

いろんな思いが残っていた。感謝も、悔しさもあった。

そんな相手に対して、「もう支払えません」と法的な手段をとるのは、自分の中では裏切りに近いものがあった。

恥じらいも。

でも現実には、どうにもならなかった。払えなかった。払う手段も気力も残っていなかった。

ようやく「底」に到達した実感

任意整理を終えて思ったのは、「ようやく私は底を打ったのかもしれない」ということだった。

ここまで強制的にお金を借りられない状況にしなければ、私は変われなかったらしい。

ずっと、ギリギリでなんとかしようとしていた。まだどうにかなると思っていた。

でも、もう“どうにかなる”余地はなくなった。そのことに、ようやく納得した。

人からの借金が教えてくれたこと

私は、業者からだけじゃなく、人からも借りた。

金額そのものより、そこで経験したことの方がずっと大きかった。

信頼、関係性、自分の価値――いろんなものが一度壊れて、でもその中で学んだこともあった。

その経験がなかったら、今の私はここまで腹をくくれなかったかもしれない。

返済生活は、ここからが本当のスタート

これまで何度も「もう終わりだ」と思ってきた。

でも任意整理をして、やっと「ここから始められる」と思えるようになった。

返済はきつい。きれいごとじゃないし、楽にもならない。

でも、自分で選んで返していく人生は、少なくとも後ろめたくない。

もし私と同じように、”どうしても来月の支払いが不可能”という場合、専門家に相談してみるといいかもしれない。

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