「もう電話するのはやめよう。」
そう思っても、不安になるとまた電話をかけてしまう。
もし今のあなたがそんな状態なら、少しだけ私の話を聞いてください。
私は約3年間で、電話占いに100万円近く使いました。
もしかすると100万円を超えているかもしれません。
正確な金額を計算するのが怖くて、途中から数えることをやめてしまったからです。
その支払いの一部はクレジットカードで積み上がり、借金1,000万円超の原因の一つになりました。
この記事は「電話占いは悪い」「占いなんて信じるな」と言いたい記事ではありません。
精神的に追い詰められたとき、人はどれだけ簡単に依存してしまうのか。
そして、お金がどうやって消えていくのか。
私自身の体験を書きます。
電話占いに100万円近く使った理由
きっかけは、人間関係の悩みでした。
誰かに話を聞いてほしい。
でも誰かに相談したところで解決しない。
相手はいま何を考えているのか。悩んでいるのは私だけなのか。解決する見通しはあるのかな?
そんなときに軽い気持ちで足を踏み入れてしまったのが電話占いでした。
最初は遊びのつもりでした。もともと占いには全く興味がなく、「電話占いに課金してお金がない」といっている友人に呆れていたほどです。
それなのに、あまりにも苦しくて、吐き出す場所を求めてしまったことがすべての始まりでした。
「試しに霊視で相手の気持ちを聞いてみよう。」
そう思って電話したのを覚えています。
でも、もっともらしいこと、特に自分に都合のいいことを言われると、その場限りで少しだけ気持ちが落ち着きます。
その「少し楽になる」という感覚が、次の電話につながりました。
「無意味だ」と思いながら電話していた
電話占いを使っていた頃、私はずっと思っていました。
「たぶん意味はない。」
「現実は何も変わらない。」
「占い師の言うことも、本当かどうか確かめようがない」
それでも電話してしまうんです。
精神的に限界のときほど、
誰かに「大丈夫」と言ってほしい。
未来は悪くないと言ってほしい。
その数十分だけ安心したい。
その気持ちが勝ってしまいました。
今振り返ると、麻薬に近い感覚だったと思います。
もちろん薬物のような依存とは違います。
でも、不安になるたびに電話をかけたくなる。居ても立っても居られない。
電話を切った直後だけ楽になる。
翌日にはまた苦しくなる。
そして、また電話する。占い結果でさらに不安になったら、また別の占い師に電話をかけ直す。
私はこの繰り返しをほぼ毎日続けていた時期がありました。
不安でおかしくなっている自覚はありましたが、仕事中でさえ、「なんとか時間を作って電話できないか」、とチャンスを窺っていたほどです。
電話占いで約100万円使って変わったこと
変わったことは一つだけあります。
借金だけが増えました。
悩みは解決しませんでした。
人間関係も変わりませんでした。
未来も変わりませんでした。
でも、カードの請求額だけは増え続けました。
「今月はもう使わない。」
そう決めても、不安になるとまた電話をしてしまいます。
その繰り返しで、クレジットカードの利用額はどんどん膨らみました。
借金1,000万円超になった原因は一つではありません。
FXもありました。
生活費もありました。
でも、電話占いも間違いなく、その一因です。むしろ、元からあった借金を大きく膨らませて、それを減らすためにFXにのめりこむようになったとも言えます。
電話占いがやめられなかった理由
私の場合、依存していたのは「占い」ではありませんでした。
安心感です。
未来が大丈夫だと言ってもらえること。
誰かが話を最後まで聞いてくれること。
「状況は悪くない、好転する」と言ってもらえること。
その安心感がほしくて、お金を払っていました。
だから依存していたのは、未来を当ててもらうことではなく、
不安を一時的に消してもらうことだったのだと思います。
電話占いでは「アゲ鑑定」だと感じることも多々
長く電話占いを使っていると、
「大丈夫。」
「うまくいく。」
「彼はあなたを想っています。」
そんな言葉ばかり言う占い師にも何人も出会いました。
もちろん、本当にそう信じて話していたのかもしれません。
リピートしてもらうためだったのかもしれません。
それは私にはわかりません。
でも結果として、私は安心してしまい、
また電話をかけていました。
もしくは、「あなたたちは相性が悪い」と言われると、その不安で耳障りのいいことを言う占い師に出会うまで電話をかけ続けてしまうのです。完全に冷静さを失っていました。眠れずに夜通し電話をかけていたこともあります。
だから今思うのは、
電話占いが悪いのではなく、
精神的に追い詰められている人ほど、お金を使い続けやすいサービスなのだということです。
電話占いから少しずつ離れられた理由
「意志が強くなったから」ではありません。
最終的には、「払えるお金が無くなった」ことで行きついたのもありますが、
「もっとお金の使い道がある」と強く実感したことが一番大きかったと思います。
電話占いに使う数万円で、美容室に行けます。
ちょっといい美容液が買えます。
おいしいご飯が食べられます。
本も買えます。
ブログの運営費にもできます。
エステにだっていけます。
つまり、未来に残るものへ投資できます。占うよりも確実に自分へのリターンがあるのです。
一方で、電話占いに使う数万円は、不安こそ掻き立てられても、何にもなりませんでした。
「この数万円があれば、もっと自信をつけられたかもしれない」
「自己投資をして、いい人間関係を手にするチャンスを得ていたかも」
そう考える回数が増えるにつれて、少しずつ電話をかける回数も減っていきました。
電話占いを否定したいわけではありません
誤解してほしくないのですが、私は電話占いそのものを否定したいわけではありません。
実際に救われる人もいると思います。
私自身も、苦しい時期に話を聞いてもらえたことで、その場だけは気持ちが落ち着いたこともありました。
ただ、精神的に追い詰められている人ほど、お金を使い続けやすいサービスだということは、自分の体験として伝えたいです。
だから今もし、
「辞めたいのに辞められない」
そう思いながら何度も電話をしているなら、一度だけ立ち止まってほしいと思います。
電話占い依存かな?と思ったら確認してほしいこと
もし次のような状態なら、一度使い方を見直してみてもいいかもしれません。
- 不安になると電話したくなる
- 同じ相談を何度も繰り返している
- クレジットカード払いが増えている
- 毎月いくら使っているかわからない
- 「今回で最後」と思いながら何度も続けている
私は、このほとんどに当てはまっていました。
依存している最中は、自分ではなかなか脱出できません。
だからこそ、「今月いくら使ったか」だけでも、一度計算してみてください。
その金額を見た瞬間、私のように我に返る人もいると思います。
借金になってしまったなら、お金の整理も必要
電話占いを利用したこと自体が問題なのではありません。
問題なのは、その支払いが生活を圧迫したり、借金になってしまったりすることです。
私も、電話占いだけで借金1,000万円を作ったわけではありません。
FXや生活費など、いくつもの原因が重なっています。
でも、電話占いに使った約100万円も、その一部だったことは間違いありません。
もし支払いが苦しくなっているなら、「電話占いをやめる」ことと同時に、「借金をどう整理するか」も考えた方がいいと思います。
私自身も、最終的には司法書士へ相談し、任意整理という選択をしました。
ただし、任意整理がすべての人に最適とは限りません。
私のように任意整理をしても月々の返済額が大きく残るケースもあります。
だからこそ、自分の状況を一度専門家に整理してもらうことも選択肢の一つです。
まとめ
約3年間。
振り返ってみると、私が求めていたのは「未来を当ててもらうこと」ではありませんでした。
ただ、「大丈夫」という確信がほしかっただけなんです。
その安心感のために、私は100万円近いお金を使いました。
そして残ったのは、安心ではなく不安と借金でした。
もし今、あなたも同じように電話占いをやめられずに苦しんでいるなら、まずは一度だけ、今までいくら使ったのかを計算してみてください。
その数字を見た瞬間から、少しずつ考え方が変わるかもしれません。
私は、その日が依存から抜け出す最初の一歩になりました。



