借金返済のやる気が出ないのは、意志が弱いからではありません。
返しても返しても残高が減らない。毎月の返済日が来るたびにお金をかき集め、生活費まで足りなくなる。そんな状態が続けば、誰だって疲れます。
私自身、借金は1,000万円を超えています。任意整理も経験し、今は新しく借りようとしても、借り換えをしようとしても、もうどこからも借りられないような状態です。
ここまで来ると、現実的な選択肢は多くありません。返済を続けるのか、今の返済計画では無理だと認めて自己破産などを専門家に相談するのか。この記事では、そんな背水の陣にいる私が、それでも返済を続けるために考えていることをまとめます。
まず伝えたいこと:寝ないで働くのは解決策ではない
追い込まれると、「もう寝ないで働いて返すしかない」と思ってしまいます。私もそう考えます。
でも、本当に睡眠を削り続ければ、本業でミスをしたり、体調を崩して働けなくなったりする可能性があります。それでは返済どころではありません。
返済を続けるために必要なのは、短期間の無理ではなく、生活を壊さずに毎月少しずつプラスを作ることです。
借金返済のやる気が出ないときに試したい7つのこと
1.今日は残高を見るだけでいい
借金の全体像を見るのが怖いと、返済表を開くことすら嫌になります。そんな日は、完璧な返済計画を作らなくても構いません。
- 借入先
- 現在の残高
- 毎月の返済額
- 次の返済日
まずはこの4つだけを1枚にまとめます。正確な残高さえ分からなくなった私が、もう一度現実を確認した過程は、借金1,000万円超から人生を立て直す記事に書いています。
2.返済できないときほど連絡を放置しない
お金がないと、電話に出るのも手紙を開けるのも怖くなります。でも、無視して状況がよくなることはありません。
私の場合、延滞を続けた結果、自宅だけでなく実家や職場にまで連絡が来ました。払えない可能性があるなら、返済日前に借入先や依頼した専門家へ相談します。実際に督促がどこまで来たかは、借金の督促はどこまで来る?で詳しく書いています。
3.返済額を「小さな追加分」に分けて考える
毎月8万円を返すと思うと、金額が大きすぎて気持ちが折れます。でも、そのうち4,000円、5,000円だけを自分で追加できたと考えると、少し見え方が変わります。
たとえば、本業と普段の副業に加えて、体力と勤務先のルールに問題がなければ、月に1度だけタイミーなどの単発バイトで働く。その日の収入を、そのまま追加返済用の口座へ移す方法です。
月5,000円なら、1年で6万円。借金全体から見れば小さくても、ゼロではありません。実際にタイミー中心で1か月生活したときの収入や働き方は、タイミーだけで1か月過ごしてみた結果にまとめています。
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単発バイトへ行けない日は、ECナビで少額を作る
アンケートや買い物などから選べます。即金や高収入ではありませんが、貯まった分を返済用口座へ移すルールにすると使い込みを防ぎやすくなります。
4.追加で稼いだお金を先に分ける
ここは、私自身もできていないことです。
「タイミーで稼いだ分を全部返済に回せばいい」と頭では分かっていても、私は結局、別のことに使ってしまいます。疲れているほど、稼いだ直後は自分へのご褒美が欲しくなるからです。
だから、意思に頼らない仕組みが必要です。給料が入った日に返済用口座へ移す、単発バイトの振込先を生活口座と分ける、追加収入の全額が無理なら半分だけ先に確保する。最初から使えない場所に移すほうが現実的です。
5.ご褒美をゼロにしない
返済中だからといって、楽しみを全部なくすと長続きしません。私のように追加収入を全部使ってしまうのも問題ですが、1円も使ってはいけないと追い込むのも極端です。
追加で5,000円稼いだら4,000円を返済、1,000円は自由に使う。最初から配分を決めておけば、全額を使ってしまった罪悪感も、我慢しすぎて爆発することも減らせます。
6.借り換えできないなら、追加借入を前提にしない
以前の私は、金利を下げるための借り換えを選択肢として考えていました。条件が合えば負担を減らせる人もいます。
しかし、任意整理をしていて、すでにどこからも借りられない私には使えない方法です。審査に通る場所を探し続けても、返済原資は生まれません。SNSの個人間融資、先払い買取、給与ファクタリングなど、追い込まれた人を狙うものには手を出さないでください。
借り換えできない段階では、「どこから借りるか」ではなく、「今の収入と支出で本当に払い続けられるか」を見直す必要があります。
7.返済継続が無理なら、自己破産を含めて相談する
任意整理をした後でも、収入が減ったり生活状況が変わったりして、返済できなくなることはあります。
法テラスの案内でも、任意整理後に返済が難しくなった場合は、現在の収入と支出、実際に返済へ回せる額を前提に、自己破産、個人再生、再度の任意整理、特定調停などを検討するとされています。
「死ぬほど働くか、自己破産しかない」と一人で決める前に、今の条件で他の方法が残っていないか専門家へ確認してください。自己破産は逃げではなく、支払い不能になった人の生活を立て直すための法的手続きです。
任意整理の費用と私の実体験は、任意整理しても月7万円超。司法書士費用40万円超を払った私のリアル、債務整理の全体像は任意整理とは?費用・デメリット・7社に相談した実体験まとめに整理しています。
公的な相談先は、金融庁の多重債務相談窓口から確認できます。
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自己破産しかないと一人で決める前に、専門家へ確認する
任意整理後でも、収入や生活状況が変われば再相談が必要になることがあります。今の条件で取り得る方法、費用、生活への影響を確認してから判断してください。
今日やることは1つでいい
やる気がない日に、人生を全部立て直そうとしなくていいです。
- 次の返済日と必要額を確認する
- 足りないなら返済日前に連絡する
- 今月だけ追加できる4,000円、5,000円の方法を1つ決める
お金が完全に底をついている場合は、お金が1円もないときに読むページから、今日必要な行動を先に確認してください。
まとめ
私には、もう借り換えという逃げ道もありません。任意整理も済んでいます。それでも返済を続けるなら、本業、副業、そして無理のない範囲で月1回の単発バイトを追加し、小さな金額を積み上げるしかないと思っています。
ただし、寝ないで働き続けることを勧めたいわけではありません。身体を壊せば、収入そのものが止まります。
月8万円のうち4,000円でも5,000円でも、自分で追加できたら前進です。私も実際には、そのお金を他のことに使ってしまうことがあります。だからこそ、完璧な人の正論ではなく、失敗しながらでも返済資金を先に分ける仕組みを作っていきたいと思います。
返済を続けることと、債務整理を見直すことは、どちらかが正しくてどちらかが負けという話ではありません。今の生活を壊さずに立て直せる道を選ぶことが一番大切です。




